2020年12月22日(火) レポート

新潟アルビレックスBBと長岡市が、いま子供たちに伝えたいこと「ながおか夢授業」


新潟アルビレックスBBと長岡市が、いま子供たちに伝えたいこと「ながおか夢授業」

2020年12月13日シーホース三河戦の当日、アオーレ長岡にて新潟アルビレックスBBと長岡市が連携した取り組み「ながおか夢授業」を行いました。


「ふるスポ!」は、新潟県長岡市・新潟アルビレックスBBと連携し、ふるさと納税を活用したチーム支援・スポーツ振興を行っています。2020年も継続して、返礼品の連携、使い道の発信をさせていただいております。

長岡市と新潟アルビレックスBBの連携について

長岡市は、新潟アルビレックスBBと、様々な事業において相互協力を行なっていく協定を結んでおり、選手の夢や長岡のことを教えてくれる「ながおか夢授業」として交流事業を行なっています。

「ながおか夢授業」とは、長岡市のリリースから抜粋すると、以下のように書かれています。

長岡市は、「バスケによる市民協働のまちづくり包括連携協定」を締結した新潟アルビレックスBBと連携し、「熱中!感動!夢づくり教育」の一つ「ながおか夢授業」を平成30年度から行っています。

今年は内容を一新し、地元長岡市に本拠地を置くプロスポーツ選手だけでなく、選手や試合運営を支える人たちの姿を通して、子どもたちの地域への愛着を育むとともに、 夢をもつことの素晴らしさを伝えます。

昨年までは、選手が長岡市内の小学校へ訪問し、バスケットボールの楽しさ、夢を追いかける大切さや長岡に対する思いを考える場として実施していました。

詳しくは昨年の取材の様子をご覧ください。

ながおか夢授業を見学!

12月13日、外は雨が降る中、ながおか夢授業はアオーレ長岡 シアターで行われました。

普段このシアターは、長岡花火の紹介などをしているようです。

アオーレ長岡はクリスマス前ということもあり、ツリーやイルミネーションなどクリスマス装飾が賑やかでした!

アオーレ長岡はクリスマス装飾
シアターは写真左側。試合会場すぐ近くで熱気がありました

まずは、新潟アルビレックスBBの選手紹介をしました。各選手の出身地や、自分の「ここを見て!」の紹介などがありました!

新潟アルビレックスBB星山さん(左)、長岡市教育委員会学校教育課の佐々木さん(右)

新潟出身の選手が多いことは子どもたちにとって、身近に選手を感じれるので良いですね。


チームを支える人たちの紹介!


次に、マネージャーや通訳、トレーナー、スクールコーチなど、チームを支える人たちの仕事を紹介しました。

試合前シュート練習時、スーツでパス出している人って、通訳さんなんだ!とか、いつも五十嵐選手のストレッチを補助しているのはトレーナーという仕事なんだ!と、気づくことができたのではと思います。


サプライズメッセージ!

最後には、石井選手から参加した子どもたちにサプライズメッセージ動画!

「目標に向かって頑張って!」と参加した子どもたちにメッセージが贈られました。


石井峻平選手からサプライズメッセージ動画

石井選手自身も、怪我で試合に出られない中で苦しいシーズンを過ごしていると思いますが、長岡出身で挫折を乗り越えてきた選手。復活を期待したいですね。


子どもたちから質問!

子どもたちは、最初緊張した面持ちでしたが、話を聞く中で徐々にリラックスし、積極的にチームの方に質問していました。

参加者:「背番号はなんで、順番通りじゃないのですか?」

チームスタッフ:「背番号はみんなの好きな番号をつけています。例えば、佐藤公威選手は誕生日が4月23日で、23の背番号です」

大人:「へ〜〜」


大人が関心する・・・


夢授業終了後には、試合観戦でつかえるハリセンや、全選手のサイン入り色紙がプレゼントされました!なんという贅沢!

周りにいる大人が欲しがるぐらい。


大人は我慢・我慢(笑)

参加した子どもたち全員にプレゼント
全選手サイン入り色紙、表紙もかっこいいですね

ホームタウンだからこそ子どもたちに伝えられること

今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、選手との交流はできなくなってしまいましたが、新潟アルビレックスBBがある長岡らしい「夢授業」ができないか模索していました。


「選手個人の夢やバスケットに触れるだけではなく、新潟アルビレックスBBは色んな役割を持った「チーム」として成り立っていて、選手を支える仕事を知ることで、子どもたちの普段の生活の中でも誰かを思いやる心を持ち、自分の役割を考えて行動できる人になって欲しいという考えでこのような形になりました。

また、様々な仕事を知ることでキャリア教育につなげることができればと思います」と、長岡市教育委員会学校教育課佐々木副主幹・指導主事からお話しを伺うことができました。


事前の申し込みの際の、保護者の方からのメッセージには、

「子どもが保育園の際に招待していただいて観戦してからハマってしまいました。子どもの将来の夢は決まっていないけど、選択肢の一つとして見てもらいたい」

「チアに憧れています」

「ダバンテを観てバスケにハマりました」

など、きっかけは様々ですが、ホームタウンだからこそ、プロスポーツがある日常を親子で楽しんでいるように感じました。

子どもたちの感想

「好きな選手は、五十嵐選手。普段、プログラミングを勉強しているので、音響・照明・映像に興味を持った。お笑いが好きだから、将来の夢はお笑い芸人」


「将来の夢は、保育士さん。アルビBBの試合はお父さんに連れられてよく来ている。家の庭にバスケットコートがあって、スリーポイントが入るのが気持ち良くて、よくしています。昨日もしていたので、今日は筋肉痛です」


お話を聞いた子の一人は、チームスタッフの方も顔を知っているくらい、よく試合に来ていました。新潟アルビレックスBBが身近にあることで生まれた交流ですね。

最後は試合観戦!

やっぱり、試合を観ないと!ということで、試合の熱狂を楽しみました!

先ほどの夢授業で出てきた、通訳さんやマネージャーさん、トレーナーさんが活躍していて、これまでとは違う視点で色んな仕事があることに気付き、「チーム」新潟アルビレックスBBを感じてもらえたのではないかと思います!

通訳さん、マネージャーさん、トレーナーさんもチーム!
音響が気になる子がいたので、近くで見学もさせていただきました

得点が入ると大盛り上がりです!!!!

先ほどもらったハリセンも活躍

ふるさと納税が活用されています

ながおか夢授業は、新潟アルビレックスBBの連携事業として、一部ふるさと納税の支援を活用しながら行われています。

新潟アルビレックスB Bがあることで、地域が元気に、子どもたちが笑顔になるために活用されます。

是非、多くの方からのふるさと納税で応援をお願いします。

こちらから支援が可能です>>

最後に

新潟アルビレックスB Bを通して、子どもたちへ夢や目標を考える機会を与える。環境が変わっても(様々な意見があるでしょうが)、「ながおか夢授業」の伝えたいことの本質はぶらさず、やる内容を工夫する。


実行する側の長岡市やクラブの立場から改めて、そんなことを感じました。


決して、夢があるのが良い、夢がないのが悪いではなく、
今いる環境で1日1日楽しい思い出を積み上げて欲しいなと思います。

そんな1日として、「ながおか夢授業」が子どもたちにとって貴重な体験になると嬉しいですね!


(おわり)


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