2020年02月27日(木) コラム

Bリーグのリーグ戦開催延期。今、私たちができることは?


Bリーグのリーグ戦開催延期。今、私たちができることは?

新型コロナウイルスの影響で、イベントの中止・延期、東京マラソン一般ランナー取りやめ、Jリーグ延期などスポーツ界に様々な影響を与えています。

しかし、自分が出る予定だった大会でもなければ、観に行く予定だった試合でもなかったため、どこか他人事ではありました。

Bリーグ大河チェアマンの記者会見

しかし、ふるスポ!でも応援しているBリーグチームが関係する事態になり、この延期・中止の影響はとてつもなく大きいのだということを大河チェアマンの言葉から再認識しました。

Bリーグ大河チェアマンの記者会見概要は以下の通り
●2月28日から3月11日までのリーグ戦の開催延期
●選択肢は以下の中から考えた
1、感染防止の手を打ちながらリーグを続けること
2、無観客試合
3、延期
4、全面的中止
●延期という形がチケット収入、スポンサー収入も予定していたものを確保しながらクラブを存続させるための最善の方法
●ファイナルは会場の確保やオリンピックパラリンピックの関係から5/9を変更することはできない
●ファイナルに進む為のチャンピオンシップ縮小の可能性はある。

会見全体はこちらのライブから見ることができます。

バスケットカウントさんでも記者会見をまとめた記事もあります。

リーグ戦の延期を決断したBリーグの大河正明チェアマン「楽しみを奪ったことをお詫びしたい」 https://basket-count.com/article/detail/37557


この会見でとても印象に残ったことは、「仮に5月の頭まで試合ができないとなると、最大60億円ほど(全クラブ)のダメージになる。」「全クラブが存続できること」を考え全リーグ戦を終了させる可能性のある「試合延期」という道を選択したというコメント。

単なる開催延期という話だけではなく、クラブの存続に関わる話だと気付かされました。

そもそもチームの収支はどうなっているのか

気になったのは、試合中止などの可能性でどれくらいクラブに影響が出るのかということでした。

Bリーグが発表している、2018-2019シーズンの経営情報によると、リーグ全体平均で入場料収入に占める割合が約22%(B2:約21%)。決して小さくない数字であることがわかりましす。

Bリーグの中でも経営基盤がしっかりしている千葉ジェッツふなばしの前社長・現会長の島田慎二さんも以下のようにツイートしています。


そして、ふるスポ!が応援する新潟アルビレックスBBは、営業収入における入場料収入の割合がBリーグの中でも最も高いということも記載されていました。

営業収入の内訳を見てみても、クラブの収入源はスポンサーと入場料が圧倒的に占めているということでした。

新潟アルビレックスBBの営業収入内訳を公開データをもとにグラフ化


最悪のシナリオとは

では、最悪のシナリオとはどのようなものなのでしょうか?


・新型コロナウイルスが収束せず拡大
・試合が5月まで延期(中止せざるを得ない)
・入場料収入が全くなくなる
・資金繰りがもたなくなってしまうクラブが出てくる可能性がある

そもそもですが、、、本当にクラブを守る為には、この1〜2週間の間、試合開催を中止するだけでなく、もっと多くの人が接触する通勤や出社そのものを考えないといけなくなります。

アルビレックスBBの場合、ホームゲーム一試合あたりの入場料収入が660万円。(2018-2019シーズンの入場料収入をホームゲーム30試合で割り算し算出)



仮に2月29日から最終戦まで再開されない場合ホームゲーム(新潟開催含む)12試合が中止となり、単純計算で約7000万円の見込んでいた収入がなくなるということになります。。。(入場料収入から試合関連経費を引いた、利益額は約400万円程度)

ふるスポ!に何かできることはないか?

ふるスポ!の原体験は、パラリンピッククロスカントリー日本代表のスポンサーセールスでした。監督の応援として複数社が支援してくれていましたが、強化対象に入っていない選手に資金が回るほど余裕は全くありませんでした。

それがふるさと納税という手段で資金に困っている選手の支援ができるのではないか?というのが始まりです。


今回の件については、実際資金的に本当にピンチなのかどうかはまではわかりませんが、良い状況ではないということはわかります。

新潟アルビレックスBBの20周年記念事業も中止になってしまいました。
楽しみにしていたファンはもちろん、ここまで準備をしてきた多くの関係者が残念に感じていると思います。

そこで、こちらのプロジェクトの拡散や支援をお願いできないでしょうか?

最悪の事態は避けれたとしても、ブースターをはじめ、新潟やバスケに関わりのある皆さんでクラブを応援できないかな?今こそ(少しは)力になることができるのでは?と考えました。



ふるさと納税の返礼品分の3割の金額が新潟アルビレックスBBの地域活動に活用される取り組みです。

✔︎10,000円のふるさと納税で長岡市を通して、3,000円がチームに支払われます。

✔︎アルビBBオリジナルビブスの作成に活用されます。

✔︎ふるさと納税の残りの金額も、長岡夢授業などの来年度の地域貢献活動に活用されます。


もちろんその他にもたくさんできることはあると思います。

例えば、写真や動画でみんなが応援していることをクラブ・選手に伝えることができれば、もっとリーグ再開が楽しみになりますよね!



そしてまたリーグが再開した際には今まで以上に盛り上がっていきたいと考えています!



#コロナに負けるな



あくまでもふるスポ!の見解で、いや応援して欲しいならチーム自らが言えという意見もあると思います。

でもこんな状況だからこそみんなで起こせるムーブメントもあるのではないかと思っています。

何かできることから始めたいと思います。

また、こんな笑顔で選手に会えることを楽しみにしています。

<おわり>


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