2019年10月29日(火) インタビュー

ブースターだけじゃない!地域がバックアップする新潟アルビレックスBB


ブースターだけじゃない!地域がバックアップする新潟アルビレックスBB

新潟アルビレックスBBは新潟県長岡市をホームタウンとして活動しているプロバスケットボールチーム。ホームアリーナは、長岡駅から直結のアオーレ長岡。

アオーレ長岡にはアリーナのほか、市役所や、雪の地域にあって年中通して市民が交わることができるよう「ナカドマ」(屋根付き広場)を設けるなど特徴的な施設。

シーズン中は、その長岡の象徴のひとつであるアオーレ長岡やその周辺が新潟アルビレックスBB一色になります。そんなことができるのはどんな背景があるのか、チームと地域の関係性はどうなっているのか、アオーレ長岡を運営する部署で、チームとの関係が深い長岡市役所の市民協働課 中野 隆平さんにお話を伺うと、チームと地域の関わり方が見えてきました。

ふるスポ!は、昨年からふるさと納税を活用した長岡市のチーム支援という形で関わり、今年も継続して行っています。

まち全体で新潟アルビレックスBBを盛り上げ!

長岡市市民協働課 中野 隆平さん

———こんにちは!まずは、市民協働課のお仕事について教えて下さい。

市民協働課という名前の通り、市民のコミュニティ形成・生涯学習の支援など、アオーレ長岡の運営のソフト面の業務を行っています。

アオーレ長岡でのイベントの様子

———市民協働課で行っている新潟アルビレックスBBの装飾はどこですか?

昨年は、アオーレ長岡での大型シートや、近隣の大手通フラッグ掲出、長岡駅で選手の足型やフラッグを掲げたりしていました。また、夜はアルビカラーでオレンジイルミネーションを実施しました。

大手通の装飾
長岡駅の装飾
駅からアオーレ長岡に向かうスカイデッキにも、選手やアルードくん(チームマスコット)の手形や写真が並ぶ

駅に装飾があって、会場につくまでにワクワクしていただき、会場に到着するとアオーレが装飾されてお客様をお出迎えすることができたらと考えています。

またこの活動が、長岡市が掲げる「バスケのまち」の機運醸成につながるように行っています。

ーーーこの装飾はどういったきっかけで始めたのですか?

平成28年に長岡市、株式会社新潟プロバスケットボール、長岡地区 NIIGATA ALBIREX 後援会、 公益財団法人長岡市スポーツ協会の4者が包括連携協定を結び、それを機に行政と企業をまきこんだオール長岡でバスケのまちづくりを目指し取り組んでいます。

市民協働課としては、会場に足を運んでもらうためにこの取り組みを始めるようになりました。

実は、アオーレ長岡だけでなく、長岡市内のアピタ・イオン・中之島体育館など年を重ねるごとに装飾の場所が増えてきています。

難しい話も「無理」は言わない

———いろんな制約があり、新しいことをしようと思ってもここまで大々的にできないのではないかと思います。新潟アルビレックスBBとの関わり方で意識していることはありますか?

難しい話も「無理」とは言わずに、代替案を出し、希望に近い形で実現できるように取り組んでいます。みんながどうにかしてやろうという雰囲気はあります。

昨年、地区優勝したときに、餅まきならぬ「お菓子撒き」をしたいという相談をいただきました。3階からは安全性からできないが、「1階からなら…」と、どのような時も代替案を出すことは心掛けています。実は、シャンパンファイトをしたいという相談もあり、条件付きでOKを出したのですが、実現しなかったこともありました。

新潟アルビレックスBBのおかげで街が盛り上がっている感じもあり、この盛り上がりを後押ししてより良くなればという思いで取り組んでいます。

アオーレに来ていただいて楽しんでもらっている印象はありますし、市内在住の方から「子供がミニバスを始めた」などの声を聞くこともあり、「バスケのまち」が浸透してきていることを感じます。

———今後、始めてみたいことや継続していきたい事業などあれば教えて下さい。

新潟アルビレックスBBのホーム試合へ未就学児を招待する事業を昨年度から始めました。バスケットボールの熱気を実際に感じてもらえるこの事業は、今後も続け、子供達の将来の夢を育むことにつながればと考えています。

———最後に、一言お願いします!

アオーレ長岡は市民の方たちのハレの場の意味を持つ施設です。すぐにNOは言わずに、利用していただくみなさんにワクワクを提供していければと考えています!

最後に、ふるスポ!からのお知らせ

ふるスポ!では、長岡市と新潟アルビレックスBBと連携しチームを支援できたり、プロジェクトに参加できるふるさと納税を始めました。控除を受けることができ、実質2,000円の負担で、新潟アルビレックスBBの応援をしましょう!

※控除額には上限があります。ご確認の上プロジェクト参加をお願いします。


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